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肥料の種類と与え方
肥料は鉢花やプランターで花を育てるときに欠かせないものですね。
でも肥料ってたくさんの種類があってわかりずらいと思ったことはありませんか。
私も肥料はよくわからないから、お店の人に相談して購入しようとして行きましたが、レジにはアルバイトの
若い人しかいなくて、結局買わずに帰ってきたことがあります。
でも肥料はやり方がわかれば難しいものではありません。
美しい花を咲かせたり、美しい葉を見せてくれる植物を育てるにはかかせないものですので、是非利用したい
ですね。

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室内で育てるなら化成肥料 |
<肥料には化成肥料と有機肥料があります>
有機肥料=魚カス、鶏フン、油カスなど。
化成肥料=化学的に作られたもの。
有機肥料にはにおいがあるため、室内やベランダの
鉢花栽培には避けたほうがいいでしょう。
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即効性と緩効性 |
肥料にはすぐに水に溶けて植物に吸収される即効性肥料と、少しずつ水に溶けて長期間効果が持続する
緩効性肥料があります。
緩効性肥料のマグァンプKは、植物を植える前に土の中に混ぜ込んでおく元肥として、よく使われます。
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固形と液体 |
液肥=ハイポネックスなどの原液や即効性肥料を水で薄めて、水やりと同じようにやります。
水で薄めるタイプの液肥は説明書に書いてある規定濃度の倍くらいに薄めて、与える回数を増やす方が
失敗はありません。
私は植物の元気がないときにはハイポネックスを買って使用しています。
ハイポネックスは手軽で驚くほどすぐに元気になりますよ。
ただし、与えすぎると根が傷むので注意が必要です。
置肥=エードボールのような固形の緩効性肥料を鉢のふちに置くもので、水やりのたびに溶けだします。
こちらも置くだけなので手軽に利用できます。
ただし、置肥は草花の根に触れないように注意しましょう。
月1回くらいやるのが目安です。

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肥料は春と秋に、月1、2回やるのが基本 |
春=植物は伸び盛りなので、十分に与えましょう。
月2、3回与えます。
夏=暑くて生育が悪くなり、根も衰弱する季節です。
肥料は控えめにします。
ただし、ハイビスカスやブーゲンビリアなど、夏にすくすく伸びる花には与えます。
秋=また伸び盛りを迎えます。
月に1、2回与えます。
冬=植物は休眠状態になるので、肥料はあまり必要ありません。
開花中のシクラメンなどは、1、2ヶ月に1回少量与えます。
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植物が必要とするものを与える |
植物の部分によって必要とする肥料が違ってきます。
花を楽しむ時期には花のためのものを、地下の球根を育てたい時期には、根を育てるものを選びましょう。
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肥料の3要素 |
窒素(N)=葉の栄養
リン酸(P)=花、実の栄養
カリ(K)=根の栄養
市販の化成肥料のパッケージには「5−10−5」などの表示があります。
これはその中に窒素、リン酸、カリがどれだけ含ませる割合をしめしたものです。
植物によって、好む割合が違うので使い分けましょう。
<卵白は植木の栄養になる>
近頃は、鉢植えに卵の殻をさかさまにしておいてある光景をあまり見なく
なりました。
卵の白身には植物の生育に役立つ、窒素肥料の成分である有機物が
含まれています。
ですから卵を割ったあとすぐに捨てずに植木鉢にさしておきましょう。
殻の内側に残っている白身が土に染み込んで、栄養が与えられますよ。
また、殻には灰分が含まれていて、肥料になりますから、殻を細かく砕いて土に混ぜてあげると、
半年たらずで茎や葉が生き生きとした緑に成長します。
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